俺の姫様 Ⅱ
《月夜 side》
姫梨と翔の間に流れる微妙な空気を、俺はどうしてもそのままにしておきたくなくて。屋上に2人を呼び出した。
心配になって屋上に向かった頃には、話はほとんど終わっていた。姫梨が俺に話してくれたあの出来事の真相はわからないままだけど、きっと何か誤解があったんだろうな。何はともあれ、2人の仲が戻って良かった。
翔が「より戻すか?」なんて言った時は、さすがに焦ったけど。姫梨が俺のことが好きだってはっきり言ってくれて、すげー嬉しかった。
翔が相手じゃ、いくら俺でも勝てる自信はあまりないし。…他の男なら、世界中の誰が相手でも負けねぇけどな。
2人の壁も消えたし、俺らの友情も深まったと思うし、大成功…かな。
翔ができなかった分、俺が姫梨を幸せにしてみせる。絶対に。
姫梨と翔の間に流れる微妙な空気を、俺はどうしてもそのままにしておきたくなくて。屋上に2人を呼び出した。
心配になって屋上に向かった頃には、話はほとんど終わっていた。姫梨が俺に話してくれたあの出来事の真相はわからないままだけど、きっと何か誤解があったんだろうな。何はともあれ、2人の仲が戻って良かった。
翔が「より戻すか?」なんて言った時は、さすがに焦ったけど。姫梨が俺のことが好きだってはっきり言ってくれて、すげー嬉しかった。
翔が相手じゃ、いくら俺でも勝てる自信はあまりないし。…他の男なら、世界中の誰が相手でも負けねぇけどな。
2人の壁も消えたし、俺らの友情も深まったと思うし、大成功…かな。
翔ができなかった分、俺が姫梨を幸せにしてみせる。絶対に。