リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・11
「キミが気に入ってしている格好なら、良いと思う。どんなキミだって、可愛いことには変わりないし」
「ううっ…!」
こういう恥ずかしいセリフも、すんなり出てくるんだから、恐ろしい人だ。
けれどセンパイに抱きしめられると、今まで抱いていた悩みもくだらなく思えてきた。
ボクはセンパイと恋人になって、ちょっと神経質になっていたのかもしれない。
前までなら自分一人のことだし、何ともなかった。
でもセンパイを巻き込んでしまうのなら…心が苦しい。
けれど当のセンパイが気にしないと言うのならば、ボクも無理に変わることはないか。
「…ああ、でも男の子同士に見られるのが嫌なんだよな?」
ふと顔を上げたセンパイが言い出したことに、今度はボクがキョトンとしてしまう。
「ええ、まあ…。でも…」
「ならさ、俺が女の子の格好をすれば…」
「それだけは勘弁してくださいっ!」
ボクの心からの叫びは、公園中に響き渡った。
「ううっ…!」
こういう恥ずかしいセリフも、すんなり出てくるんだから、恐ろしい人だ。
けれどセンパイに抱きしめられると、今まで抱いていた悩みもくだらなく思えてきた。
ボクはセンパイと恋人になって、ちょっと神経質になっていたのかもしれない。
前までなら自分一人のことだし、何ともなかった。
でもセンパイを巻き込んでしまうのなら…心が苦しい。
けれど当のセンパイが気にしないと言うのならば、ボクも無理に変わることはないか。
「…ああ、でも男の子同士に見られるのが嫌なんだよな?」
ふと顔を上げたセンパイが言い出したことに、今度はボクがキョトンとしてしまう。
「ええ、まあ…。でも…」
「ならさ、俺が女の子の格好をすれば…」
「それだけは勘弁してくださいっ!」
ボクの心からの叫びは、公園中に響き渡った。