ニセコイ
今日ずっと張り付かれてて疲れる。
別に嫌がらせに何かまけないし


守ること条件にしたけど半日一緒だと結構うざい

「今日、ごめんな」


「何、急に」


サンドイッチを食べながら横にいる大迷惑な男を見る


大雅はお弁当を置いた


「牛乳、俺といるせいだろ」


「そーですね」

棒読み棒読み。
お前に謝られる必要ないしわかってるなら一緒にいないといいのに


一旦サンドイッチに戻した視線をもう一回静かになった大雅に戻した


えー……柄にもなく落ち込んでんのかよ


「別に気にしてないし、ていうかあたしはあんたが19になるまで付き合わないといけないわけですかね?」


だってお見合いは19でしょ?いま高2じゃん
そしたら平凡な日々が返ってくるのは……


「お見合いな、日曜日なんだよ」


「は?いつ」


「今週……」


あの大雅が頭を抱えていた。え、でもそしたら平凡な日々は早めに返ってくるやった!


「嬉しそうだな」


「そりゃもう」


ゴミを片付けて屋上の階段を降りる。
まぁ大雅に腕捕まれてるけど


今は別にいいや
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