ニセコイ
突き止めてやるっ!
とは言ったけど……本人に聞いた方が早いかな


回りくどいことはめんどくさい
頭も悪いから作戦たてても破滅しそう


昼は一緒に食おうぜって なんか一緒に屋上でお弁当食べてるし


「髪の毛食ってるよ」

何でコイツは自然な流れで私に触れるんだろう


不覚にも赤くなったじゃん


「あのさ、何で私みたいなのに告白してきたの?理由あんでしょ?」


大雅は挟んでいた卵焼きをポロッと落として
大笑いした


「みたいなのって、メイドまでやってんのにそんな自分に自信ないんだ」

「う゛……」


いやいやいやちょっと待て話がそれる。


「そこはどーでもいい」

チッ、と小さく舌打ちをして卵焼きを持ち直した

「あのなぁ、そっとしとくとかはないわけ?」


やっぱり理由ありかニセコクだね
女子なんて周りにたくさんいるくせに


「ない。付き合ってやるから教えろ」


「脅迫じゃん」


「そっちもじゃん」


どっちもどっちじゃん。 脅迫されたら脅迫かえし 私はやられたらやり返すがモットー
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