“愛してる”のコトバ
『…どういう事ですか?』






俺は震える声を絞り出して聞いた。










「車が横断歩道に突っ込んで…綾音さんをはねたんです…」












アヤネサンヲハネタンデス…












『嘘…だろ?数時間前まで俺と話してたんだぜ?
何でだよ…なんで綾音なんだよ…』












「…とりあえず○○病院にお越し下さい。」










俺は走って病院に向かった。綾音がまだ生きている気がして…
でも、俺の小さな願望は届かなかった…
白い布を顔にかけられて顔は分からなかったけど、服は血で真っ赤に染まっていてボロボロだった。
綾音がお気に入りだった服…俺からのプレゼントだったのに…






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