“愛してる”のコトバ

出会い――柚依side――

ピピピピピ......
















『う~ん………』




ガバッッ
『やっばぁい!!遅刻②』









「柚依~? あんた何してるの?!早くしないと遅刻するよ~」









『分かってる~! 今準備してんの!!』






鏡台の前に座ってコテを温めて丁寧に巻いていく。
軽く化粧をして制服のスカートを4回折る。




『よしッ。完璧♪』









アタシの1日はいつもここから始まる。
アタシはごく普通の高校2年生で、ごく普通の女の子。
特に可愛いわけでもなく、特に不細工なわけでもない。
特に器用なわけでもなく、特に不器用なわけでもない。
ただ、運動神経がずば抜けて良い事だけがとりえ。










梓川 柚依[アズサガワ ユイ]。
これがアタシの名前。


ッて自己紹介はここまで!!
マヂで遅刻しちゃうッッ(汗) (←ぇ)


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