“愛してる”のコトバ

『ほ…んと?』






「うん。」






『じゃあ、アタシは祐樹のそばに居てもいいの?』







「当たり前」






『嬉しい…もうダメなのかと思った…
祐樹が空を見る目が辛そうだから…
まだ綾音さんを忘れられないのかと思った…』







「俺が空を見ていたのは、綾音に誤りたいから…
アイツが死んだのは半分俺のせいだから…
ゴメンな。不安にさせて。柚依の不安、分かってやれなくて…」






『いいの。その言葉だけでアタシは嬉しい。』







本当に嬉しかった。
1つの祐樹の言葉だけで、暗闇のどん底から救い出された。








「ちょッと待ってよ!!」







『「え…?」』




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