“愛してる”のコトバ
アタシが遅刻したせいで教室に着いたのはHR開始3分前...
遅刻ギリギリだった…
「バカ柚依~!! 遅刻になったらどうすんのよ!!
無遅刻・無欠席記録更新中なのに~!!」
奈津悸は冗談半分で軽く殴ってきた。
でもこの子は怪力で… 奈津悸的には軽くらしいけど、アタシ的には超本気…痛いッての!!
『ゴメンって~。帰りに何か奢るからさぁ~。』
「ん。それでこそ我が娘♪
楽しみにしとくからね~。」
我が娘ッて… 何時からアタシは奈津悸の娘になったの?!(汗)
ッて今はそれどころじゃなぁい!!
まずは第一印象!!転入生に良い第一印象を持ってもらわねば!!身だしなみチェ~ック!!
アタシは鏡を取り出して上から下まで要チェックした。
『うん。大丈夫♪ 何処もおかしくないね。』
「柚依ッたら何~? そんなに転入生に期待しててデブ男とか来ても知らないよ?」
『奈津悸は夢がないなぁ。 期待してないと来るもんも来ないの!!』