約束の星

「…やっぱり間抜け。」



有加のそんな呟きに突っ込む余裕もなく、俺は予定が潰されたことにショックを受けていた。



「み、水嶋くん…何も明後日じゃなくてもよろしいんですよ？また皆さんのご都合が合う日に改めて……ね？」



彩菜ちゃん─



「朝人、来週ならどうだ？部活も休みだし、俺も予定ないからいいぞ？」



晴輝─



「…わかった。ごめんね、彩菜ちゃん…じゃ、来週の日曜でいい？」



「はい。来週でしたら私も大丈夫です。有加ちゃんも、それでよろしいですか？」



「…彩菜がいいなら俺もいい。」



ということで、満場一致で遊びに行く日は来週の日曜日に決まった。



「彩菜ちゃん。来週の日曜は彩菜ちゃんが主役だから、行きたいところとかしたいこととか、何でもいいから考えててね？」



「はい！楽しみですね。」



俺もすごい楽しみだ…