男子にされたらキュンとすること
『木村ー!!みてみてっ。今回社会70点もとれた!!』
「へー。中本にしたら頑張ったじゃん。」
『でしょでしょっ。最初あたし30点代だったのにすごい進歩だよね〜』
「そうだな。」
『木村反応うすーい!!もうちょいよろこんでよっ』
「わー、すごいすごい。」
『棒読みだし。てか木村は何点だったの?』
「97」
『………ナニヲオッシャッテルノ?』
「いや、社会の点だろ?」
『………木村のアホー!!!バカー!!!ハゲー!!!』
「はげてねぇし。」
『うるさいやいっ!!若いうちから頭使うとはげちゃうよ!!』
「はげねぇよ。あと中本、ギャンギャンうるさい」
『…う゛ー。』
「唸るな」
『木村なんて知らないっ』
「はぁ。」
『今回社会めっちゃ頑張ったのに。めちゃめちゃ頑張ったのに、』
「知ってる」
『へ?』
「だからお前が苦手な社会頑張ってたこと知ってるから。だから別に人と比べなくていいんじゃねーの?」
『…っ』
「よく頑張ったな、千亜稀。」