水平線の蒼い空
特別支援学級初日
藤堂静香は、この春、大学を卒業して、『ひかる特別支援学校』に着任したばかりの新米教師だ。
『ひかる特別支援学校』は、6歳から15歳までの軽度・中度の障害を持つ子どもたちが通う公立の学校だ。
静香は、元気と明るさが取り柄だというだけあって、この22年間、病気らしい病気は、したことがない。
平凡な家庭で何不自由なく育ち、天真爛漫を絵に書いたような人間だ。
「おはようございます」
「おはようございます」
「西南大学から参りました、藤堂静香です。宜しくお願い致します」
『ひかる特別支援学校』は、6歳から15歳までの軽度・中度の障害を持つ子どもたちが通う公立の学校だ。
静香は、元気と明るさが取り柄だというだけあって、この22年間、病気らしい病気は、したことがない。
平凡な家庭で何不自由なく育ち、天真爛漫を絵に書いたような人間だ。
「おはようございます」
「おはようございます」
「西南大学から参りました、藤堂静香です。宜しくお願い致します」
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