水平線の蒼い空
6人で1つの班になり、流れ作業でレッスンバックを作っていく。

ハンドメイドが売りなので、1つ、1つの工程がとても大事だ。

1人の作業が遅かったり、雑だったりしたら、もう、そこで商品の価値が損なわれ、納期に間に合わなくなる。

どの子も真剣で、さっきの休憩時間のくつろいだ顔とは、えらい違いだ。


「商品を卸す先の店は、障害者が相手だからといって、納期の期日を伸ばすとか、少々、雑でも受け取ってもらえるなんてこと一切ありません。甘えは、全く通用しないのです」

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