水平線の蒼い空
水平線の蒼い空
「それでもうちの学校にいる子どもたちは、まだまだ軽い方の障害ですから、自立の可能性は、十分ありますが、重度の子どもたちは、親御さんの不安も尋常ではありません。在宅での重度の障害者の介護は、想像以上に過酷なことなんです。でも重度の障害者を受け入れてくれる施設機関も現実的には、圧倒的に少ないのです。在宅で、入るのに順番を待つ人が沢山いるということが今のこの国の現状なのです」
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