保健室での秘め事


キスより先って…
もしかしてあれのこと!?

答えられないあたしに
先生は

「ごめん。香澄…
教師失格だよな…
忘れて。」


そんな…
忘れれるわけないじゃん。
こんなに嬉しいけど
恥ずかしいだけなの…


先生…落ち込んでる。

そんな顔しないで。

「先生…
あたし、先生だったら
ムググッ」

「香澄…2人だけの時は
留依って呼んで。」

「う、うん。
留依…あたし留依だったらどうなってもいいよ。」

「本当?」


「うん。だって、あたし
留依のこと大好きだもん!!」


「ありがとう。香澄。
でも、我慢するよ。」

「なんか、今日の留依
変だよ?」


「そうかぁ?
いつもどおりだけど?」
「なんか、子供っぽい。」
「まったく。お前、可愛すぎ。ほかの男寄り付かないように俺の証つけてやる。」

「へ?痛い!!」

チクッ

気づくと、あたしの鎖骨には小さな華が咲いていた。


「もう…
それでも、大好きだよ。」
「俺も…」


そしてあたしたちは
甘ーい甘ーいキスを
繰り返しましたとさ☆


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