保健室での秘め事


嘘だろ…
いつだ?


「このことバラされたくなければ香澄と別れて?」


「………」


「どうせ、教師と生徒の恋なんて無理だと思うよ?」


確かにそうかもしれない…
でも…
俺は、香澄を愛してる


「俺は、別れないよ」

「へ、へぇ。認めるんだ。生徒と付き合ってる事」

「俺は、香澄と
生半可な気持ちで付き合ってる訳じゃない」

「なに?愛してるって言いたいの?」

「愛してる…ね。そうだな。教師が生徒を愛してるだなんて馬鹿げた話だけどそれでも俺は香澄を愛してるんだ」

「ふ、ふん。後になって後悔しても知らないからな」


そう言って、湊は
保健室を出て行った



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