黒神×銀姫





『徹は…華櫻組の一員だったんだ。』


「えっ……」





『……組の抗争で、この世を去った。』


「…!!!!」


そう。敵が、銃だしてきやがって。

徹の頭を……-一発だった。


『お前の父……徹は、未来が見えたんだよ。』



「はっ……?」



そう。徹の悩みだった。


『“未来が見える”


まぁ、と言っても本能で何かを感じ取るだけだ。


正確な事は全くわからない。だけど、恐ろしく…残酷な、勘だと思ったよ、私は。



あいつは、本能的に自分が死ぬと解っていて、死んだんだ。』





『あいつは………



とても、強かったよ。』


「父さんっ……!!」



< 303 / 459 >

この作品をシェア

pagetop