黒神×銀姫
『徹は…華櫻組の一員だったんだ。』
「えっ……」
『……組の抗争で、この世を去った。』
「…!!!!」
そう。敵が、銃だしてきやがって。
徹の頭を……-一発だった。
『お前の父……徹は、未来が見えたんだよ。』
「はっ……?」
そう。徹の悩みだった。
『“未来が見える”
まぁ、と言っても本能で何かを感じ取るだけだ。
正確な事は全くわからない。だけど、恐ろしく…残酷な、勘だと思ったよ、私は。
あいつは、本能的に自分が死ぬと解っていて、死んだんだ。』
『あいつは………
とても、強かったよ。』
「父さんっ……!!」