黒神×銀姫









『……克……』



クスッと笑って一歩一歩ゆっくりとした歩調で歩いてくる。


その様子を見て、私も身体を起こす。


そして、私が居るベッドに乗っかって……


一度起きた私の身をベッドに手首を抑えて押し倒す。



「何で逃げた。」








何で逃げた?



当たり前。





…あんたとの地獄がいやだったの。







けど、そんな事言えない。


私は、弱虫。





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