黒神×銀姫





「それが、俺の場合、少し早くて、少し不運な死に方したってだけなんだよ。」








っ……



『…その、不運な死に方をさせてしまったのが、私なんだもん…』





「麗桜‼」







少し殺気じみた声に、体がビクッと反応する。








あぁ、何年ぶりの空兄の殺気だろう。




怖いのに、懐かしいという気持ちの方が強い。





「麗桜、いい加減にしろ。」





その声は、少し苦しみが詰まっていた。





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