黒神×銀姫





「俺は、死に方が酷くても、死ぬのが早くても、この結果でよかったと思ってる。」



何で……?



生きれたら良かったのに。




死に方も、痛くなくて幸せに死んでいけた方が良かったのに。


「……麗桜を、守って死ぬ事が出来たから。嬉しかったんだよ。」





っ……‼




「麗桜、お前は俺の唯一無二の愛した女なんだから。」





その言葉に、少しフリーズする。





「あ、言っちゃった。」



と、笑う空兄は、サッパリした顔だ。





「……だから、自分を責めるな。


蓮達にも、ちゃんと今まであった事ちゃんと言うんだぞ?」



こくんと小さく頷く。








その言葉に、空兄は頬を緩めて、笑った。
















< 413 / 459 >

この作品をシェア

pagetop