黒神×銀姫
「俺は、死に方が酷くても、死ぬのが早くても、この結果でよかったと思ってる。」
何で……?
生きれたら良かったのに。
死に方も、痛くなくて幸せに死んでいけた方が良かったのに。
「……麗桜を、守って死ぬ事が出来たから。嬉しかったんだよ。」
っ……‼
「麗桜、お前は俺の唯一無二の愛した女なんだから。」
その言葉に、少しフリーズする。
「あ、言っちゃった。」
と、笑う空兄は、サッパリした顔だ。
「……だから、自分を責めるな。
蓮達にも、ちゃんと今まであった事ちゃんと言うんだぞ?」
こくんと小さく頷く。
その言葉に、空兄は頬を緩めて、笑った。