黒神×銀姫
『まず、私は華櫻組……母さんと親父とは何の血のつながりも無い。』
その言葉に、母さんと親父は涙を目尻に溜めて、皆はビックリしていた。
『私は、空兄と共に捨てられた。
空兄の髪の毛は、染めていると思っていただろう。
あれは、地毛だ。
私も、同じく地毛で、目も元だ。
そりゃぁ、不気味がられたさ。
「気持ち悪い」「死ねばいいのに」「あんたさえ居なけりゃ」
「あんた達なんか私達の子供じゃない」
そんな言葉を永遠と5才まで聞かされた。