黒神×銀姫









素早く崩れ落ちそうな空兄を支える。








その、支えた手には、空兄の、生暖かい血。










い………や!!







『空兄!!空兄!?!』







「チッ……邪魔が入った……」








克の小さな呟きも私には聞こえないくらい取り乱してしまった。







『い………や!!いや!!空兄……ぃっ!!』











「…麗桜。よく聞け……」















空兄の小さな小さな弱々しい声が、部屋に響く。













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