悪魔のようなアナタ ~with.Reiji~




「……っ、ああっ、はあっ……」


甘く爛れた声が寝室に響く。

灯里は絶え間なく襲う快楽に翻弄されていた。

振り乱した髪は汗ばみ、足の間から透明な液体がとめどなく流れ落ちる。


もう何度、白い世界に飛ばされたのか……。

喘ぐ灯里を玲士の腕が強く抱き寄せる。


「そういえば、さっきの答えだけどね……」


玲士は少し笑い、灯里の唇にそっと口づけた。

ぼうっと見上げた灯里の瞳に、狂ったような熱を帯びた玲士の瞳が映る。


「おれにとってお前は生きる理由そのもの。お前がいるからおれは生きてる」

「玲、士……」

「お前がいない人生は、おれにとって何の意味もないよ?」


玲士は言い、息も止まらんばかりに灯里の背を抱き締めた。

腕から伝わる情熱が、真摯な気持ちが、灯里の胸に熱い波のように広がっていく。


――――生きる理由……。



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