悪魔のようなアナタ ~with.Reiji~



「来ちゃだめって言ったのに……ここに来たのは、お前だからね?」

「……っ、はぁっ」

「もう逃げられないよ。逃がさないよ、灯里?」


言葉と共に玲士の動きが激しさを増す。

想いを、心を叩きつけるかのようなその動きに灯里の腰も自然と動き始める。

喘ぎ声は玲士の唇に吸い込まれ、舌を激しく絡め取られる。


「……、ぁあっ、はあっ」


あまりの激しさに息ができない。

喘ぐ灯里の唇をぺろっと舐め、玲士は甘く掠れた声で囁く。


「甘い、ね」

「……っ」

「お前って砂糖菓子か何かでできてるの? それとも甘露?」


腰に響く甘い声に、灯里は体を震わせた。

玲士の熱を帯びた美しい眼差しが灯里の動きを奪っていく。

灯里はこの悪魔にどうしようもなく囚われているのを感じた。


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