悪魔のようなアナタ ~with.Reiji~




――――中学の時のあの日の出会いは、偶然から運命へと変わった。



もう灯里と離れることはできない。

心が、魂が――――離れることができないのだ。

しばらくは遠距離恋愛になるのかもしれないが、二人が行きつく先はひとつしかない。

そこまで持っていく自信が玲士にはある。


すぅと肩を丸めて眠る横顔が可愛らしい。

玲士は灯里の頬にそっとキスを落とし、灯里の体にそっとコートを掛けた。



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