悪魔のようなアナタ ~with.Reiji~
脱力した灯里の腰を抱き、玲士は灯里の唇に愛おしげに口づけた。
玲士の腕が灯里の両膝を割り、ぐいと開かせる。
「そのまま、力を抜いてて?」
「……?」
「何も考えずに力を抜いてて。……そう、いい子だ」
玲士は灯里の唇に優しいキスを落とす。
次の瞬間。
足の間に凄まじい衝撃を感じ、灯里は目を見開いた。
――――体を断ち割られるような痛み。
叫ぼうとした灯里だったが、その声は玲士の唇に飲み込まれた。
「――――っ!!」
痛みに体を引こうとした灯里の腰を玲士の腕がぐっと抱き寄せる。
絶対に離さない、というように。
強引に開かれた部分がじわりと熱を帯びる。
灯里の目尻に滲む涙を指で掬いながら、玲士は宥めるように何度も口づける。