悪魔のようなアナタ ~with.Reiji~



玲士が作った料理はどれも美味しい。

自炊歴が長いからというよりセンスが良いのだろう。

自分でこれだけの味が出せるのであれば外食しないのもわかる気がする。


美味しそうに食べる灯里を、玲士の優しい瞳が見守るように見つめる。


「ほら、これも食べなよ」


玲士はマリネを新しい皿に取り分け、灯里の前に置いた。

――――やばい、悪魔に餌付けされている。

と思いつつもスプーンがとまらない。


灯里は玲士の優しい視線を感じながら、テーブルに並んだ料理を楽しんだ……。


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