愛のカタチ



「植村さん。」



「は…はい?」



僕はわざとトーンを低くした。



「入学式の日。


鳩、殺してただろ?」




目をまんまるにして彼女は驚いていた



「み…見てたの…?」


声が震えている。




僕は優しく声をかけてあげた


「怖がることないよ…


僕は君を変な目でみたりしない。」




それでも彼女は震えたまま。


「あんな私…だめ…好きになっちゃ…だめ…」



あぁ


本当の"君"が見えてきた。



「何言ってんの。


僕は"君"のすべてを愛してる


"君"が何をしたって世界が許さなくたって



僕は"君"が好きなんだ。」







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