愛を教えて ―番外編―
ベッドから、万里子の声はそれ以上聞こえなかった。
卓巳の口がストップさせたせいだ。
冷たくなった彼女の指先や頬、耳まで、あっという間に熱を帯びてくる。それは卓巳も同様だった。
「卓巳さんの指って温かい……」
「心が冷たいせいかな?」
すると万里子はクスッと笑い、
「そうですね。ヤケドしそうなほど」
「僕はドライアイスかい?」
「いやだ……卓巳さんたら。でも、卓巳さんになら何をされても平気。私、耐えられると思います。あなたの妻でいられるなら……」
本当に怖がらせたのだ、と卓巳は心から反省しつつ、
「いや、本当に試すのは騎乗位だけでいいんだ。その、君の綺麗な肌を傷つけるようなことは、考えてもいないから」
真剣なまなざしで告げる。
すると、万里子も真剣な目をして、
「あの……卓巳さん。騎乗位ってどうやればいいんでしょうか?」
そう尋ねたのだった。
卓巳の口がストップさせたせいだ。
冷たくなった彼女の指先や頬、耳まで、あっという間に熱を帯びてくる。それは卓巳も同様だった。
「卓巳さんの指って温かい……」
「心が冷たいせいかな?」
すると万里子はクスッと笑い、
「そうですね。ヤケドしそうなほど」
「僕はドライアイスかい?」
「いやだ……卓巳さんたら。でも、卓巳さんになら何をされても平気。私、耐えられると思います。あなたの妻でいられるなら……」
本当に怖がらせたのだ、と卓巳は心から反省しつつ、
「いや、本当に試すのは騎乗位だけでいいんだ。その、君の綺麗な肌を傷つけるようなことは、考えてもいないから」
真剣なまなざしで告げる。
すると、万里子も真剣な目をして、
「あの……卓巳さん。騎乗位ってどうやればいいんでしょうか?」
そう尋ねたのだった。