大事なモノ
は…?


アイツ、部活が終わって、ついでに教室から鞄取ってきたんじゃないの?


「それで元からの山城と愛の噂に拍車がかかったのよ。一部じゃ、もうヤったん…」


「ストープっ!広まったのは分かったから、それで?」


あたしはその先を聞くのが色んな意味で怖くて話しの続きを促した


綾はここからが面白いのにと口を尖らせた


「まぁ、いっか。それで駄目元で告白しようってなったらしいよ」


「へぇ~、別にいいんじゃない?アイツモテないし、そのまま付き合うんじゃないかな」




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