大事なモノ
「ーーー?」


でも、アイツの事考えるとドキドキする


「ーーーってば」


でも…どうすりゃいいのよっ!


バシッ!


「痛っ!な、なにすんの!?」


いきなり綾にビンタされた


「目あけたまま夢の世界に旅立った友人を連れ戻しただけ。実際キモかったよ」


ムカっ、いきなり人叩いておいてそれかい!


「寝てないよっ!ちょっと考えてただけ!」


「そうなの?もしかして山城の事だったりして。にやけてたし」


「ち、ち、ちが…」


「ちが?」


ニヤニヤして聞き返してくる綾


ムカつくけど、恥ずかしいけど、なんか否定したくなかった


「…違わないけど…」





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