大嫌いだから、ね? ③
ハンドルが雨に濡れている。
銀色の自転車は、軽かった。
荷物がのせていないからかな?
「陽菜さん、よろしくね。
海老原、保健室につれていくから。
かなり、きつそうだから」
「うん。光くん、大丈夫?」
「・・・」
声をかけたけど、返事はなかった。
かすかにうなずいただけだった。
足早に保健室に向かっていく、二人を見送る。
こんなに熱があってきついみたいなのに、雨に濡れてまで、学校にきた光くん。
どうしてって・・・聞きたかったけど、出来なかった。
答えは、わかっているような気がしているから。
その答えに私は、どう答えたらいいんだろう。
でも・・・。
私は態度だけじゃなくて・・・気持ちを、言葉で聞きたいと思い始めていたんだ。
ねぇ、私のことを、どう思っているの?
言葉で、きかせてほしい・・・と。
銀色の自転車は、軽かった。
荷物がのせていないからかな?
「陽菜さん、よろしくね。
海老原、保健室につれていくから。
かなり、きつそうだから」
「うん。光くん、大丈夫?」
「・・・」
声をかけたけど、返事はなかった。
かすかにうなずいただけだった。
足早に保健室に向かっていく、二人を見送る。
こんなに熱があってきついみたいなのに、雨に濡れてまで、学校にきた光くん。
どうしてって・・・聞きたかったけど、出来なかった。
答えは、わかっているような気がしているから。
その答えに私は、どう答えたらいいんだろう。
でも・・・。
私は態度だけじゃなくて・・・気持ちを、言葉で聞きたいと思い始めていたんだ。
ねぇ、私のことを、どう思っているの?
言葉で、きかせてほしい・・・と。