大嫌いだから、ね? ③
形のいい額に手を当てて、うつむいた。二度、三度とためいきをついている。
私はそのリアクションに、固まって、どうしていいのかわからない。
「・・・え、あ、あの」
「・・ああっ。嘘でもいいから、否定してほしくなかった。
・・・今日のおれ、ついてないかも。
そういや、朝の占い最下位だったし。ラッキーパーソン、自分よりかっこいい人なんて・・・いるはずもないし。
はぁ・・・占いあたってるなぁ・・・。些細なことから、親友と大喧嘩って。海老原には、帰り際に、このうらぎりものよばわりされちゃったしね」
「帰り際って! 光くん、早退しちゃったんですか?」
「うん」
顔をあげて、大真面目に佐藤くんはうなずいた。
「強制的に、早退させられたよ。海老原は、帰らないっていってたけどね」
私はそのリアクションに、固まって、どうしていいのかわからない。
「・・・え、あ、あの」
「・・ああっ。嘘でもいいから、否定してほしくなかった。
・・・今日のおれ、ついてないかも。
そういや、朝の占い最下位だったし。ラッキーパーソン、自分よりかっこいい人なんて・・・いるはずもないし。
はぁ・・・占いあたってるなぁ・・・。些細なことから、親友と大喧嘩って。海老原には、帰り際に、このうらぎりものよばわりされちゃったしね」
「帰り際って! 光くん、早退しちゃったんですか?」
「うん」
顔をあげて、大真面目に佐藤くんはうなずいた。
「強制的に、早退させられたよ。海老原は、帰らないっていってたけどね」