大嫌いだから、ね? ③
「お願い、陽菜」
熱でうるんだ瞳でじぃっと見られて、私は顔が赤くなった。
だって、あまりまじまじと顔を観察したことなかったけれど・・・光くんやっぱりとても整った綺麗な顔をしている。
いつもは切れ長できつい印象のある目も熱のせいか、うるんでいて、きつさは感じない。
手をもう一度伸ばしかけて、私ははっと思い出した。
持ってきた手提げの中から、すばやく袋を取り出してあける。
冷却シートだ。
光くんの額の髪をそっとのけて、ぺたんとそれをはった。
「こっちのほうが、いいよ。冷たくて、気持ちいいでしょ?」
「・・・気持ちいいけど、陽菜の手の方がいい」
「・・・」
私は苦笑するしかなかった。
熱でうるんだ瞳でじぃっと見られて、私は顔が赤くなった。
だって、あまりまじまじと顔を観察したことなかったけれど・・・光くんやっぱりとても整った綺麗な顔をしている。
いつもは切れ長できつい印象のある目も熱のせいか、うるんでいて、きつさは感じない。
手をもう一度伸ばしかけて、私ははっと思い出した。
持ってきた手提げの中から、すばやく袋を取り出してあける。
冷却シートだ。
光くんの額の髪をそっとのけて、ぺたんとそれをはった。
「こっちのほうが、いいよ。冷たくて、気持ちいいでしょ?」
「・・・気持ちいいけど、陽菜の手の方がいい」
「・・・」
私は苦笑するしかなかった。