大嫌いだから、ね? ③
「考えてはいるんだけど・・・ね」
「うん、私も。でも・・・なんというか、普通のことしか浮かばなくて・・・」
「たとえば?」
「遠足、ゲーム大会、球技大会、あと、・・・お茶会?」
「う~ん」
長岡くんが思わずというように呻いた。
私もわかってる。発想が、小学生だよね・・・。
「・・・じゃあ、長岡くんは?」
聞き返すと、長岡くんは困ったように笑った。
「残念ながら、似たようなものしか浮かばないんだよね」
私たちはお互いみつめあって、また、ため息をついた。
でも・・・ふいに、ひとつ、名案がうかんだ。
「あのね、みんなにきいてみるっていうのはどうかな?」
「みんな?」
「そう。クラスのみんなにきいてみるの。
私は女子の皆に、長岡くんは、男子の皆にっていうのはどう?
本当なら、一年生全員に聞いた方がいいんだけど、会議は今日だから間に合わないでしょ? 仕方ないから、自分たちのクラスにだけでも。
・・・あ、でも、他の一年生の生徒会役員いるでしょう? その子たちにも頼めばいいかもしれないよね」
「それいいね」
長岡くんも同意してくれた。
「うん、私も。でも・・・なんというか、普通のことしか浮かばなくて・・・」
「たとえば?」
「遠足、ゲーム大会、球技大会、あと、・・・お茶会?」
「う~ん」
長岡くんが思わずというように呻いた。
私もわかってる。発想が、小学生だよね・・・。
「・・・じゃあ、長岡くんは?」
聞き返すと、長岡くんは困ったように笑った。
「残念ながら、似たようなものしか浮かばないんだよね」
私たちはお互いみつめあって、また、ため息をついた。
でも・・・ふいに、ひとつ、名案がうかんだ。
「あのね、みんなにきいてみるっていうのはどうかな?」
「みんな?」
「そう。クラスのみんなにきいてみるの。
私は女子の皆に、長岡くんは、男子の皆にっていうのはどう?
本当なら、一年生全員に聞いた方がいいんだけど、会議は今日だから間に合わないでしょ? 仕方ないから、自分たちのクラスにだけでも。
・・・あ、でも、他の一年生の生徒会役員いるでしょう? その子たちにも頼めばいいかもしれないよね」
「それいいね」
長岡くんも同意してくれた。