大嫌いだから、ね? ③
「役員だけで考えるよりも、当事者である生徒たちに聞いた方が、いい案が集まるかもしれないね」
「でしょう?」
我ながらいい考えだと思ったので、思わず、笑顔になる。
長岡くんも笑った。
緩やかに減速して、電車がホームにとまった。
たった二駅だから、あっという間につく。
人の流れに乗って、ホームに降りる。
長岡くんが後ろからかばうように降りてくれたから、人にぶつかることもない。
「ありがとう、長岡くん」
思わず、振り向いて、そう呟いたら、長岡くんは、また、優しく笑った。
「前向いて、陽菜さん、すぐに階段だよ」
優しく注意を促してくれる。
なんだか・・・長岡くんって安心できる人だなって、ふいにそんなことを思った。
「でしょう?」
我ながらいい考えだと思ったので、思わず、笑顔になる。
長岡くんも笑った。
緩やかに減速して、電車がホームにとまった。
たった二駅だから、あっという間につく。
人の流れに乗って、ホームに降りる。
長岡くんが後ろからかばうように降りてくれたから、人にぶつかることもない。
「ありがとう、長岡くん」
思わず、振り向いて、そう呟いたら、長岡くんは、また、優しく笑った。
「前向いて、陽菜さん、すぐに階段だよ」
優しく注意を促してくれる。
なんだか・・・長岡くんって安心できる人だなって、ふいにそんなことを思った。