お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

「え?」


「ああ…いやなんでもねえよ。」


桐生が苦笑いする。


…………?


「帰ろうぜ。」


桐生がそう言ったと同時に


ベッドにいたはずの体がふわっと宙に浮く。


あたしは桐生に抱き上げられていた。


「ちょっと//離してよ!!」


これじゃあ婚約パーティーの時と同じ………。


慌てて降りようとすると


クラッとめまいが襲う。

< 111 / 424 >

この作品をシェア

pagetop