お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
「てかさ~、今桐生に遊園地行かないって誘ってたところなんだ。」
ミサトさんは目を輝かせる。
「そ、そうなんだぁ。」
いきなりの話題の変わりように苦笑いしながら答えた。
「だけどさ~、桐生ったらどの日も予定あるって言うんだよ。」
「ひどいよね。」とあたしに同意を求められるから頷くしかない。
桐生はこの状況にも全く動じず無表情のままだ。
「萌からもなんか言ってやってよ。」
そう言って肩を叩かれる。
「えっ?」
「だって協力してくれるんでしょ~?」
「あ、あははは。」
確かにそんな話もあったけどお~…。