お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
だって桐生と遊園地行くって約束してたのはあたしの方でしょう?
悲しくて仕方ないよ…。
……あれ?
なんであたしはこんなことを。
桐生のことなんて嫌いなのに…。
目の奥から涙が滲んでくる。
自分の気持ちがわからない。
「…んだよ。お前もこうして欲しかったんだろ?」
喜ぶミサトさんを横目に桐生が冷たくいい放つ。
……そんなことあるはずないじゃん。
そう言いたいのをぐっとこらえる。
だって…自業自得じゃん。