お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

「何で俺に聞くわけ?」


桐生は恭ちゃんを思いっきり睨みつける。


「本当素直じゃないな、桐生は。」


恭ちゃんは苦笑いして桐生の肩を叩くと


そのまま桐生に耳打ちする。


「…っ…お前…。」


桐生は驚いたように目を見開いた後、


「勝手にしろ。」


そう言い残すと足早に去ってしまった。


「ちょっと…桐生!?!?桐生ってば!」


ミサトさんが後ろからどんなに叫んでも桐生は振り返らない。


恭ちゃん…?

今、何を言ったんだろう…

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