お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

「来栖…お前泣いて…。」


恭ちゃんが心配そうにあたしの顔を見た。


でもその表情はすぐに厳しいものに変わりー…


「ふざけんなよ。」


え…?


「ふざけんじゃねえよ。」


恭ちゃんが叫びながら桐生に掴みかかる。


「恭ちゃん!!!」


「きょうし…」


驚いた様子の桐生に向かって恭ちゃんが声を張り上げた。


「お前…桐生!!どういうつもりだよ!!」

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