お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
「どういうって…。」
「来栖のこと好きなくせしてそんな態度とってるんだよ!お前のせいで来栖が苦しんでるのがわかんねえのか?少しは来栖の気持ち考えろよ!!」
恭ちゃん…!
桐生は恭ちゃんのことを睨みつける。
どうしよう…!!やばい!!
一触即発の雰囲気が漂う。
「考えてるに決まってんだろ。」
桐生が低い声でそう言った。
早く…
「あいつの事ばっか考えすぎてるくらいだよ。」
止めなきゃ…!!!
「じゃあなんでお前は!!」
恭ちゃんが桐生の胸ぐらを壁に押さえつける。
「やめてーー!!!」