お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

恭ちゃんは物珍しそうに目を細めながらネックレスを手にとって眺めている。


そしてそのままあたしの頭をぐしゃぐしゃっと撫でた。


「…良かったじゃん。桐生、ちゃんと萌のこと大切にしてくれてるな。」


「……うん。」


…ありがとう、恭ちゃん。


今でもこうやって気にかけてくれて。


いつも感謝してるよ。


照れくさいから心の中でお礼を言った。


その時、


「"メールだよっ☆早く見ないと怒ったりなんかしないんだからねっ!!"」


なんとなく口数が減っていたところに鳴り響いた声。


……あ。


このツンデレ系の声はあたしの携帯じゃん。


開いてみると差出人は桐生だった。

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