お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
「行かなくていいのか?」
恭ちゃんがクスッと笑う。
あ、そうだ、呼ばれたんだった!!
「ごめん、じゃあ行ってくる。」
慌てて席を立ちあがる。
友ちゃんはニヤニヤしながら「行ってらっしゃーい!!」と手を振っている。
なんていうか…彼女にとっては見世物状態?
笑顔の三人に見送られながらあたしは教室を出た。
もう、みんなたったメール一通でこんなに騒いで…//
『玄関で待ってる。』の一言だけで別にそんなんじゃないのに…
てか…
そういえば、昼休みなのに玄関ってどうしてだろう?
なんて考えながら走って待ち合わせ場所へ向かった。