お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
――――・・・
「ねえ、友ちゃん。友ちゃんは将来何がしたいんですか?」
「え?いきなり何?」
明らかに怪訝そうな表情を浮かべる友ちゃんの腕を掴む。
「そのまんまだよ。友ちゃんの将来の夢って何?」
「そんなの大金持ちになることに決まってるじゃない」
「そんな当たり前のこと聞かないでよね」と言いながらパッと手を振り払われた。
さすが…。
あたしの必死のキラキラオーラは彼女の一撃に対して完封負けを喫してしまった。
そもそもこの女に聞くと言うのが間違いだったかもしれない。
「まあ、詳しく言えば一流大学に行って、
卒業後、大手企業に勤めて3年後にそこの社長と結婚して寿退社。
その後は海外にでも移り住んでそこでまた新たな事業を展開して○☆〒δΔ~…」