お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

「それは俺の台詞だよ」


どきーっ!!!

声の方を振り返ると桐生が不機嫌そうに立っていた。


「このクソ寒い中俺を待たせやがって」


「ごめんなさいーっ!!!」


ペコペコと頭を下げると桐生は「責任とれよ?」と何か企んだような顔。


そしてあたしの手を握ると自分の制服のポケットに突っ込んだ。


「冷たっ…」


「お前を待っててこうなったんだよ。だからお前が温めろよ」


「わ、わかりました」


恥ずかしい…//

友達とかクラスメートとか沢山通るのにっ//


桐生を見上げると楽しそうにニヤニヤと微笑んでいる。


このサディストが…!!!!

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