お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
でも諦めるしかないという現実…。
自業自得だし…
結局桐生による羞恥系お仕置きプレイ続行のまま家路に着いた。
「ただいま」
恥ずかしかったぁ…//
いつもの何倍も疲れたよ…。
離された左手はまだ熱くて…
かあぁっ!と頬を高揚させたまま俯いた。
「おかえり、萌」
そんな中突如降り注いだのは冷やかな声。
……え。
心臓が緊張感でキリリと痛み、さっきまでの熱が冷めていく。
だってそこにいたのは
「旦那様…」
紛れもない一ノ宮財閥のトップ…
桐生のお父さんだったから。