お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

「…え?」


驚いた顔をする萌の両手首を無理やり掴む。


「ちょっと、き…」


ガタンッー…!!


言いかけた時にはバルコニーの柵に萌の体を押し付けた。


柵の向こうは3階から見下ろす地上。


逃げ場を失って真っ青になる萌に向かって俺は冷笑する。


「忘れる気がないんなら、お前が俺を嫌いになるまで襲い続けてやるよ」


「なん…で」


怯えて震えてたって、もう目を合わせることもできない。


「それが一番正しいことだからだよ」


お前に映る俺は、


一体…


どんな顔をしているんだ?


「…やっ…んんんっ」


星空の下


泣きながら抵抗する萌の唇を強引に奪った。

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