お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
「いや…っ…やめてっ…んんっ」
もう二度とこんなことをする気はなかったのに。
怖がらせて嫌いになってもらう以上に抑えきれなかったのは本能の方かもしれない…。
「じゃあ、言ってみろよ。俺のことが嫌いだって」
「や、やだ…!!」
泣き続ける萌に俺の何かがそそられてキスは激しさを増していく。
止められない。
もう抑えきれない…。
だって全ての結末は、すぐそこまで迫っている。
でも、終わらせてやるよ。
たとえそれがどんなに残酷な結果だとしても。
一番大切なお前を傷つけて、
俺は…
一番大切なお前のことを守る。
愛しているからこそ…
どんな手を使ってでも守りたいんだよ。