お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

「顔を見たくない位俺のことを嫌いになって、俺のことを忘れて、それでもいつか萌が幸せになれればそれでいいんだ」


「…桐生がいなくて萌は幸せになんてなれない」


「大丈夫だよ。あいつには恭史郎がいるだろ」


ずっとずっと両想いだった二人。


本当は自分であいつを守ることができなくて悔しいって思いもあったけど


恭史郎になら安心して萌を任せられる。


恭史郎はいい奴だからきっと萌を幸せにしてくれる。


だから俺のことなんか早く忘れて…


幸せになればいいんだ。


今ならそれが一番正しいことだと自信もって言える。




 なあ、そうだろ萌?



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