お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

そして、髪に手を触れた。


「久しぶりに会うっていうのにその恰好かよ」


あたしのメイド服をまじまじと眺めながら不満を零す。


「…じ、時間なくて」


「ちぇっ、俺はお前に会えるのをすごく楽しみにしてたっていうのにな」


「うぅ、ごめん」


俯くあたしを見て桐生は上機嫌そうな表情を浮かべる。






「そんな奴にはお仕置き決定だな」


「えぇっ////」


「何がいいかな~」


「ちょ、ちょっとお~////」


ニヤリと笑う桐生を見て思わず後ずさりする。


すると…


カチャンと床に何かが落ちた。


< 392 / 424 >

この作品をシェア

pagetop